top of page
レザーノート

BLOG

Salesforceで見積書を発行!実現方法を徹底解説

  • 松田 和也
  • 2023年11月21日
  • 読了時間: 6分


Salesforceを日々利用している中で「Salesforceで見積書を発行できるようにしたい」と思われる方も多いと思います。今回はそんなお悩みを解決する方法を徹底的にご紹介します!


まず、Salesforceで見積書作成を実現する方法は、以下の3つの方法が考えられます。


①AppExchangeアプリの利用

AppExchange *上で販売されている帳票出力アプリケーションをインストールして、見積書を作成する方法です。

アプリケーションごとに料金や機能が異なるため、選定時に意識する必要があります。

※AppExchange・・・IPhoneのAppStore、GoogleのGooglePlayのようなSalesforce独自のアプリケーションストアです。Salesforceの標準機能にはない様々な拡張機能を無料/有料でインストールできます。


②Visualforceでの開発

Visualforceと呼ばれるSalesforceの独自言語を用いてプログラムによって見積書を開発する方法です。

機能の限界があるアプリケーションと異なり自由度の高さはありますが、プログラミングの専門知識が必要になります。


③見積テンプレート機能の利用

Salesforceの標準機能として「見積テンプレート機能」を利用する方法です。

設定されているテンプレートを元にして、項目をカスタマイズして利用することが可能です。また、標準機能であるため一定の条件を満たしていれば無料で利用することができます。

しかしながら、Salesforce標準オブジェクトである「商談オブジェクト」「見積オブジェクト」「商品オブジェクト」でしか利用できない、レイアウトの自由度が低いなどの制限があり、使われるケースは多くありません。


 

①AppExchangeアプリの利用

今回はAppExchange上で販売されている5つのアプリケーションをご紹介いたします。

1. SVF Cloud for Salesforce

2. Smart Report Meister

3. OPROARTS Connector

4. PlainReport

5. Office File Creator

 

1. SVF Cloud for Salesforce


ウイングアーク1st株式会社が提供している国内シェアNo1の帳票ツールです。

初期費用+月額課金の料金形態となっており、帳票出力枚数に応じて様々なプラン展開がされています。(※料金詳細は製品ホームページをご確認ください。)


見積書の設定方法はWord、Excel、PDF、または紙の見積書をアプリに取り込んでイメージを作成し、ドラッグ&ドロップ形式でSalesforceの項目やレイアウトを調整する方法であり、プログラミングの知識がない方でも簡単に設定できます。

既存の帳票を利用するだけでなくアプリ上にサンプルが数多く用意されているため、サンプルをベースに簡単に帳票を作成することも可能です。


また、出力方法もPDF/Excel/Word/ダイレクトプリントなどさまざまな形式で出力することができ、紙媒体で発行したいなどの様々なニーズに対応しています。


製品の詳細/設定の支援をご希望の際は、是非弊社お問い合わせページからお問合せいただければと思います!

 

2. Smart Report Meister


初期費用+月額課金の料金形態となっており、出力枚数やユーザ数の制限はございません。

出力帳票についてはPDF/Excel出力の機能が準備されております。

帳票設計については、設計ツールを使用しての設計となっており、ドラッグ&ドロップで簡単に項目を配置して設計を行うことが可能となります。


詳細は製品ホームページをご確認ください。

 

3. OPROARTS Connector


初期費用+月額課金の料金形態となっており、帳票出力枚数に応じて様々なプラン展開がされております。

出力帳票についてはPDF/Excel/Word/PowerPoint出力や、CSV出力などの機能が準備されております。

また、プランに応じて既存PDFとのPDF結合やメール配信やWeb配信などの機能を追加することが可能です。

帳票設計については、専用の設計ツールの利用や、ExcelやWordなどのアドインをインストールして帳票設計をすることが可能となります。


詳細は製品ホームページをご確認ください。

 

4. PlainReport


月額課金のみの料金形態となっており、出力枚数やユーザ数の制限はございません。

出力帳票についてはExcel出力のみとなります。

帳票設計については、Excelでテンプレートを作成し当て込み出力をさせるように設定を行います。


詳細は製品ホームページをご確認ください。

 

5. Office File Creator


無料版と月額課金の有料版があります。有料版では出力枚数やユーザ数の制限はございません。※無料版ではテンプレート数やExcelシート数などに制限がございます。

出力帳票についてはPDF/Excel/Word/PowerPoint出力の機能が準備されております。

設計方法は、ExcelやWordでテンプレートを作成し当て込み出力をさせるように設定を行います。


詳細は製品ホームページをご確認ください。

 

②Visualforceでの開発


プログラムを用いて帳票出力の開発を行います。

上記で挙げたAppExchangeアプリと異なり、高い自由度で見積書を設定/カスタマイズ作成できます。見積書の出力だけでなく、見積書のメール送信、電子帳簿保存法に対応できるように見積書を自動ダウンロードする、 Salesforceの項目を更新するなど様々な機能を組み合わせることができます。

また、1度開発すれば月額料金はかからないため運用コストを抑えることもできます。


プログラムの専門知識が必要であるため、弊社のようなSalesforcePartner企業にご発注いただくことが多いです。

Visualforceでの見積書開発についてご興味のある方は弊社お問い合わせページよりご気軽にお問い合せいただければと思います!


※開発については「Salesforce独自の言語、Apexとは...」 をご確認いただければイメージできると思います。

 

③見積書テンプレート機能

Salesforce標準機能である「見積書テンプレート」機能を用いた方法です。

標準機能であるため特に設定やアプリをインストールいただく必要はございません。

また、本機能を利用することで追加料金は発生しません。

利用方法は簡単で見積オブジェクトにある「PDFの作成」ボタンをクリックすることで、見積書を作成することができます。


見積書テンプレートの出力方法


しかしながら、本機能には2つの注意事項がございます。

  1. Salesforce標準オブジェクトである「商談オブジェクト」「見積オブジェクト」「商品オブジェクト」でしか利用できない ※「商談オブジェクト」「見積オブジェクト」「商品オブジェクト」以外のオブジェクトやカスタムオブジェクトでは利用できません ※ご契約のSalesforceライセンスによっては「商談オブジェクト」「見積オブジェクト」「商品オブジェクト」が利用できません。現在ご契約中のライセンスで見積書テンプレート機能が利用できるかの詳細はSalesforceヘルプページをご参照ください。

  2. レイアウトが固定 以下のような標準テンプレートのレイアウトでしか見積書を発行することができません。例えば、会社のロゴや備考欄などは配置できません。

見積書テンプレートのレイアウト

 

さいごに

今回はSalesforceで見積書を作成するための方法をご紹介いたしました。

弊社では上記アプリケーションによる帳票作成のご支援や、Visualforce帳票の開発などをサポートさせていただいております。

Salesforceで帳票を出力したい、現状の帳票を見直したいなどお困りのことがございましたら、ぜひ弊社お問い合わせページからご相談いただければと思います。

ご一読いただき誠にありがとうございました!!

Comments


bottom of page