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レザーノート

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吉田 知弘

Winter'24のリリース内容をまとめてみました

更新日:7月9日

SalesforceのメジャーアップデートWinter'24 が本番環境は10月15日にリリースされました。

今回はWinter'24リリースノート斜め読みを画面を交えてご紹介していこうと思いますので、是非最後までご覧ください。


Winter'24のリリースノートはこちら

Winter'24リリースノート斜め読みはこちら


目次

  • Chatterメール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化(リリース更新)

  • 受信メールまたは送信メール・メールイベントに基づいたメールログの取得

  • Salesforceからメールを送信するためのメールアドレスの検証(Spring'24)

  • 新規LWRサイトはすべて拡張サイトに

  • CRM Analyticsの制限

  • 新しい設定ドメインの準備

  • WebAuthn認証をサポートするためのU2Fセキュリティキーの更新

  • [私のドメイン]の一部のリダイレクトの終了への準備

  • 拡張ドメインのリリース(リリース更新)

 

重要な更新

 

Chatterメール通知を送信するときの送信者名とメールアドレスの必須化(リリース更新)


下記設定を完了しないとWinter'24バージョンアップ以降、Chatterのメール通知が受信できなくなりました。


設定方法

1.画面右上の歯車のマークをクリックし、[設定]をクリックします。

2.クイック検索エリアに[メール設定]と入力し、[メール設定]をクリックします。

3.[差出人名]に任意の値、[メールアドレス]に任意のメールアドレスを入力し、保存します。

4.[メールアドレス]に指定したメールアドレス宛に認証の通知が届くのでリンクをクリックします。

現状Winter'24になってからchatterのメール通知が来なくなった方が多く居るかと思います。該当される組織のシステム管理者の方はこちらの設定を行うことで解消できるかと思います。

 

Platform全般に関するリリース

 

受信メールまたは送信メール・メールイベントに基づいたメールログの取得


今回のバージョンアップでメールログファイルに赤枠の項目が追加されました。

上段のメールイベントでは、受信・送信・一時的なエラー、または永続的エラーのイベントを絞り込むことができます。

下段のメール方向では、Salesforceメールサーバから送受信の方向に基づいてSalesforceメールのログを要求することができます。

上手く活用できればトラブルシューティングでエラーの特定までの時間を短縮することができそうですね。

 

Salesforceからメールを送信するためのメールアドレスの検証(Spring'24)


Salesforceではユーザが取引先責任者やリードへの送信など、Salesforceからのメール送信を続けるには検証済みのメールアドレスが必要です。


検証方法

[ユーザ]設定ページでユーザを選択します。ユーザのメールアドレスの横で[検証]をクリックします。

またはパスワードのリセットをすることで自動的に検証されるそうです。


検証済みとなっていたら検証が出来ているのでこの操作は不要です。

簡単に確認できますので一度確認しておくと良いかもしれません。

 

Experience Cloudに関するリリース

 

新規LWRサイトはすべて拡張サイトに


以前は[設定]→クイック検索→[デジタルエクスペリエンス]の下で[拡張サイトおよびコンテンツプラットフォーム]を無効化することが出来ていましたが、非拡張CMSワークスペースのCMSコンテンツも拡張LWRサイトと共有できるようになったため、オプトアウトオプションは不要になりました。


拡張サイトおよびコンテンツプラットフォームについてはこちらから確認できます。

今まで触れたことのない方は先にこちらを読んでからの方が良いかもしれません。

 

CRM Analyticsに関するリリース

 

CRM Analyticsの制限


レシピやデータフローなどでCRM Analyticsに関する制限が更新されているものがあります。


※2分以上の処理を要するレシピとデータフローを合わせて24時間以内に60回以上実行されているお客様は注意が必要です。

詳しい更新内容はこちらからご確認ください。

 

セキュリティに関するリリース

 

新しい設定ドメインの準備


今後のリリースでは、新しいドメインで設定ページがホストされる予定です。この変更に備えるため、*.salesforce-setup.comを許可リストに追加してください。


インターネットに対する一般的なアクセス権がある場合は、特に操作は必要ないそうです。

許可リストを介してユーザーまたはサーバーからインターネットへのアクセスを制御する場合は次のドメインを追加して、すべての Salesforce コンテンツを受信できるようにします。

 

WebAuthn認証をサポートするためのU2Fセキュリティキーの更新


いずれかのユーザーが Winter '24 の前の U2F キーの更新期間を逃した場合、次の2パターンのどちらかの対応が必要です。どちらの場合でもU2F キーの再登録プロセスで WebAuthn の更新が完了します。

  • [高度なユーザーの詳細] ページからキーを切断して再登録するようにユーザーに指示します。ユーザーがログインに使用できる追加の検証方法を登録していない場合、アカウントにアクセスするための仮の確認コードを提供します。

  • または、ユーザーのアカウントからセキュリティキーを削除します。これにより、ユーザーはログインしてキーを再登録できます。ユーザーに別の検証方法がない場合、ログインが完了する前に Salesforce によって自動的に検証方法を追加するように求められます。別の検証方法または仮の確認コードを使用してログインすると、[高度なユーザーの詳細] ページからキーを再登録できます。

 

[私のドメイン]の一部のリダイレクトの終了への準備


拡張ドメインをリリースすると、以前の拡張されていないホスト名 (*.force.com サイトのホスト名を含む) は一時的にリダイレクトされます。2020 年 10 月より前に作成された組織の場合は、Salesforceインスタンスを含むが [私のドメイン] の名前を含まない一部のホスト名も一時的にリダイレクトされます。Salesforceによってリダイレクトが無効化される前に、影響を受けるホスト名と、リダイレクトを無効化して準備する方法を確認します。


リダイレクトを無効化して準備する方法はこちらからご確認ください。

 

開発者(Developer)向け

 

拡張ドメインのリリース(リリース更新)


最新のブラウザーおよびセキュリティ標準に準拠するには、拡張ドメインを有効にしてリリースします。拡張ドメインを使用すると、各自の組織用にSalesforceがホストするURLに会社固有の [私のドメイン] の名前が含まれます。一貫したドメイン形式により、ユーザー環境が向上し、カスタムコードおよびAPIコールで使用されるURLが標準化されます。また、拡張ドメインを使用すると、ユーザーがサードパーティCookieをブロックするブラウザーからSalesforceにアクセスできます。この更新はExperience Cloudサイト、Salesforceサイト、VisualforceページなどのアプリケーションやログインのURLに影響するため、拡張ドメインをまだリリースしていない場合は、組織でこのリリースを取得する前に拡張ドメインをリリースすることをお勧めします。


私のドメインを適用するとURLが変更され、影響が出る部分もあるので早めに設定しておいたほうが良いかもしれません。

 

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